私たちの生活に、電気で動いているものがいくつあるか想像してみましょう。
私たちの生活は、電気で支えられています。
生活を見渡せば、本当にたくさんのものが電気で動いています。
そして、電気とは関係がなさそうな多くのであっても、製造や運搬などの過程を含めれば、
どこかで電気のお世話になっています。
朝の目覚まし時計に始まり、ドライヤーからヒゲ剃り、携帯電話を持って電車に乗ります。
昼でも会社では常時照明がつき、電話が鳴り、コピー機が動き、パソコンが稼動しています。
夜になれば暗い夜道に明かりが灯り、各家庭で家の中に照明がつきます。
そして、テレビやラジオ、電子レンジやエアコンのお世話になっています。
普段の生活では電気を意識することもなく、そのありがたさを感じることはありせん。
でも、忘れた頃にやってくる停電がそれを実感させてくれます。
電気工事、事故、落雷など・・・停電は突然起こります。
停電になると人は、何もできなくなります。
夜なら、何も見えなくなります。
冷蔵庫などの常に電気を使っているものに意識が向き、いつ復帰するのか心配になります。
そして、時間を知ることさえも、私たちは電気のお世話になっていることに気づきます。
電気が発明される前の世界を想像するには、映画や歴史ドラマなどを見るくらいでしょう。
でも、電気のない実生活がをイメージできるか?というと、想像もつきません。
電気が供給されていることが当たり前で、電気がないというのはありえないのです。
ですが、電気は電力を作る発電の過程と、それを送電する仕組みがあって、
私たちの使える場所に届きます。
そして現代の発電は、そのほとんどを化石燃料に頼っています。
限りある資源を膨大に消費しながら、私たちの生活は電気によって成り立っているのです。
綺麗な夜景を楽しめるのも、暗闇の道を歩かなくてもいいのも、電気のおかげですね。
電気をつけるのも、電気を消すのも、私たちの意識ひとつです。