世界中の海で無数の船が浮んでいることを想像してみましょう
私は30歳のとき、船で地球一周をしました。
104日間で20カ国近くを巡りました。
この時はじめて、船という乗り物の真髄を知ったように感じます。
飛行機が登場したのはとても最近のこと。
それまでの間、船が海の向こうに行くことのできる唯一の乗り物でした。
また、今でも日本に輸入されているほとんどのものは、船で運ばれてきます。
船があるから、私たちは物資を輸出入できるというものがあります。
飛行機で運べないものもたくさんあります。
原油や車など、液体や重たいものなどは船が使われています。
何百、何千、何万という船が地球上の海を航海しています。
こうしている間にも、大きな波に揺られている船があります。
様々なものを積んだ船が海の上に浮かび、揺られている姿。
そして、船を操縦している人や船上で働いている人などもたくさんいます。
長い時間と多くの人たちの手によって、異国のものが私たちの手元に届けられます。
その過程を考えると、何だかとても感謝の気持ちでいっぱいです。