
人は塩がなくてはならない生き物です
私たちの食事で、塩が含まれているものを想像してみましょう
人は塩分をとることが必要な動物です。
人の汗には塩分があり、血液も塩分が混じっています。
体のすべてに塩分が一定量あるということになります。
食事には必ず塩が含まれています。
きっと、味覚が体に塩を摂るようにしているのかもしれません。
ところで、塩はどこからくるのでしょう。
塩は海(海水)にしかありません。
岩塩というものもありますが、これも元は海だった場所にある塩の塊です。
世の中にある塩分のすべては、海が起源ということになります。
私たちの祖先が海にあったという証拠かもしれませんね。
日本では塩の供給は元々国営事業でした。
専売制になっていたのです。
人の生命や生活に関わるものですから、品質や流通を保つ必要があったのでしょう。
日本では、塩は食べる以外でもいろいろと使われますね。
お葬式で家に帰ってきた後に塩を撒いたり、玄関先に塩を盛ったりもします。
「敵に塩を送る」「手塩にかける」なんて言葉もあります。
日本では、塩はとても貴重なものであり、そして清いものだったのでしょう。
それほど貴重であり神聖なものとして扱われた、そんな雰囲気が伝わりますね。
塩に、ありがとう。
◎「敵に塩を送る」という言葉の元となった、1月11日の話に由来して、「塩の日」と言われています。